イタリア/イタリアのグルメ・ワイン・レストラン

美味しいジェラテリアの見分け方

【ROMA】ローマのジェラートはウマイとイタリアでも評判。が、しかし。悲しいかな観光客が多いエリアではイマイチなジェラテリアに遭遇することも。美味しいお店を見つけるコワザを伝授!

岩田 デノーラ 砂和子

岩田 デノーラ 砂和子

イタリア ガイド

慶應義塾大学卒業。(株)リクルートを経てイタリアへ。ローマに10年、現在はシチリア州の州都パレルモ在住。 編集・制作の豊富な経験からイタリア・シチリア特集の企画執筆、WEB連載のほか、コーディネーターとしての実績も多数。現地通訳もおまかせ下さい! 国際ジャーナリスト協会会員・イタリア商工会議所認定通訳。

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イタリア人に聞いた!美味しいジェラテリアの見分け方

photo by SAWA pasqua
「チャンピーニ」はスペイン階段に近いながら、地元イタリア人にも人気のジェラテリア
いよいよ夏です!ジェラートは欠かせないローマ街歩きのアイテム!新鮮な素材で丁寧に作られたジェラートは、お口の中でほどけるように溶け、品のいい程よい甘さに夢心地。ああ。

どうせイタリアに行くなら、一度食べたら忘れられない、絶品ジェラートを試したいものです。

さて。どんなポイントでお店を選べばいいか。何事にもこだわりのあるイタリア人に聞いてみました。

  • ポイントその1「なめらかであること」
    ケース内のジェラートを覗いて、ボソボソした感じだったら、ダメ。
    クリームみたいになめらかな感じならOK
  • ポイントその2「季節のフルーツを使っているか」
    旬のフルーツ、やっぱり新鮮な素材を使っているか、という点で、お店の味へのこだわり具合がわかります。
  • ポイントその3「工房があるかどうか」
    これが一番大事なポイントです。店頭に「altigianale」もしくは「produzione propria」と出てるかどうか。「ウチの店で作ってます」という意味ですが、これがないと、どこかの工場から配達されたものになるので、つまり、コンビニのアイスとなんらかわりがなくなってしまう、ということなわけです。

    と、いう感じですが、さらにこだわりのジェラートを求める場合は、

    photo by SAWA pasqua
    ウマイジェラテリアにはフタがある!
  • ポイントその4「温度管理をしているか」
    チョコラータ、ザバイヨーネなど、ジェラート毎に保存する際の温度が違います。これを徹底的にやってるかどうか。その店のこだわりがわかりますね。
  • ポイントその5「フタをしているところは間違いなく美味しい」
    選ぶときに見えないのはつまらない。と、意見の分かれるところですが、温度管理という点や、空気に触れて味が変わってしまうのを防ぐ、などという
    点から、私は賛成派。確かに、フタって重要かも。

    スペイン階段やトレビの泉、この2大観光スポットそばのウマイ!ジェラテリアをご紹介します。

    ■San Crispino サン・クリスピーノ

    トレビの泉からvia del lavatoleに入り、宝石屋サンの角を左。徒歩数十秒。オススメは「il gelato di san crispino」(ハチミツ味の切ない味が
    思い出に残ること請け合い。「meringa alla nocciola tonda gentile」
    (メレンゲをアイスにした、繊細な味。口のなかでホワワーンと溶ける感じがたまらん!)と、もちろん、季節のフルーツもの。一番小さいカップ3000リラ~。3種類選べます。生クリーム(これはどこのお店も無料)も忘れずに。

    住所:via del panettone42


    ■CIAMPINI チャンピーニ

    コンドッティ通りからスグ。via del Corso沿いの広場にあります。ちなみに、ココにもルイ・ヴィトンがありますが、なぜかこちらはいつもすいている。コンドッティ通りのショップは入店待ちの行列が名物になっているのに!この店のご自慢は「MARRON GLACES」と「GIANDUIA」(別名「チョコラータ ディ トリノ」その歴史は第2次世界大戦まで遡る軽い味のチョコレート)と「CIOCCOLATA」(多分他のチョコラータは食べられなくなりますよ。)3500リラ~。

    住所:Piazza S.Lorenzo in Lucina29 
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