睡眠

Q. 「スヌーズ機能は体に悪い」って本当ですか?

【日本睡眠学会所属医師が解説】朝起きるのが苦手で、アラームのスヌーズ機能を何回も使っている人はいませんか? 「スヌーズ機能はよくない」と言われるのには、理由があります。スッキリと気持ちよく目覚めるコツをご紹介します。

坪田 聡

執筆者:坪田 聡

医師 / 睡眠ガイド

Q. 「スヌーズ機能は体に悪い」って本当ですか?

スヌーズ機能

朝が苦手で、何度もスヌーズ機能に頼ってしまうのは、体に悪いのでしょうか?


朝起きるのが苦手で、何度もアラームが鳴るスヌーズ機能に頼っている人はいませんか? スヌーズ機能を使うことの問題点と、睡眠の質を上げる方法をご紹介します。

Q.「朝、すっきりと起きることができず、スヌーズ機能を使っています。スヌーズ機能を使うのはよくないと聞いたのですが、本当でしょうか?」
 

A. スヌーズ機能はNG! 「20分間、しっかり二度寝」するのが正解です

健康的な睡眠という点から考えると、スヌーズ機能をだらだらと使うのはおすすめできません。目覚めたり眠ったりを繰り返すことで浅い睡眠が続き、睡眠の効率が悪くなります。結果的に、ギリギリまで眠っていたはずなのに、日中まで眠気が残り、パフォーマンスが落ちてしまいます。
 
とはいえ、二度寝は気持ちが良く、幸せな気分になるのも確かです。実は「正しい」二度寝をすると、気持ちよく目覚められて、起きた後もやる気が高まります。正しい二度寝というのは、20分以内の二度寝です。「パワーナップ」とも呼ばれる昼寝は20分程度がいいと考えられていますが、その昼寝を朝に持ってくるイメージです。
 
しっかり二度寝をして、20分で切り上げるために、最初のアラームが鳴ったらどんなに眠たくても部屋の照明をつけたりカーテンを開けたりして、部屋を明るくしましょう。睡眠中も周りの明るさを感じているので、次のアラームで目覚めやすくなります。同時に「あと20分で起きるぞ!」と強く念じて、しっかり眠ってください。起きるタイミングを強く念じるのは「自己覚醒法」という方法で、練習することで成功の確率が高まります。
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