沖縄の観光・旅行/沖縄のホテル・宿

沖縄・やんばるの朝日が見える海辺の宿でロハスな旅

沖縄本島やんばるは、太古の昔から生命を宿す亜熱帯の豊かな森があり、その森を育む澄んだ水があり、そして森や泉をゆりかごとしてたくさんの生き物たちが生命を灯す場所です。やんばるというと山や森のイメージで語られることが多いのですが、海も素晴らしく、海と山の自然が実に密接してそれぞれの生態系を育んでいます。今回は、そんなやんばるの海辺に建つロハスな宿をご紹介したいと思います。

小林 繭

執筆者:小林 繭

沖縄ガイド

海から登ってくる朝日で目覚める、朝日の宿

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窓の外一面に広がる海。朝日屋ではいつも海と共に時間が流れます


「旅の宿 朝日家」があるのは、国頭村の楚洲という小さな集落。沖縄本島最北端の辺戸岬から70号線を15分くらい南下した辺りというとおよそのイメージがわく人もいるかもしれませんね。太平洋に面して建つこの宿が「朝日家」の名を持つのは、名前そのまま、海から昇る朝日を浴びることができるから。海と宿を遮るものはひとつもなく、まさに朝日に包まれて1日の始まりを迎えることができる宿なのです。

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すぐ隣には「水母」という名前がぴったりの可愛らしいカフェが


宿のまわりには、隣接する同経営の「カフェ水母」(宿の食事はカフェ水母でいただきます)と、道を挟んだ向かいに数軒の民家と自動販売機が一台ある他は何もありません。そのかわり、朝日家のすぐわきには伊江川が流れ、その上流をたどっていくと滝壺があります。

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宿のすぐ脇を流れる川。ちょっと歩いていけば泉にたどり着きます


様々な川の生き物たちが泳ぐ清流は、夏は格好の天然涼スポットに! 海は潮の満ち干きによって一時ごとにその姿を変え、周辺にはヤンバルクイナやノグチゲラといった稀少動物たちがごく普通に生息します。そんなやんばるの大自然の中で、自然のエネルギーを肌で感じるような滞在ができるのが朝日家でのステイです。

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カラフルにペイントされた可愛らしい外観

客室は全3室。敷地内には野菜やハーブが植えられた畑があり、“人にも環境にも優しい暮らし”を掲げるエコな宿でもあります。電気は通っていますが、部屋にはクーラーもTVもありません。

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部屋には、窓から光がいっぱいに差し込みます

沖縄でクーラーがないなんて大丈夫?!と思う人も多いと思いますが、考えてみたら各家庭にクーラーがあるのが当たり前になったのはごく最近のこと。昔はずっとクーラーなど使わずに夏を過ごしていたわけです。クーラーの代わりに、暑い時には冷水を入れて涼しい風を送り出す冷風扇が用意されているのでご安心を。それにこれからの季節はじゅうぶんクーラーなしでも過ごせると思います。

bath

シンプルで清潔なバスルーム。窓からは海がバッチリ! 

またバスルームのシャンプー、リンスは環境に優しいせっけんシャンプーを設置。全室キッチン付きとなっていますが、キッチンにも洗剤は置いてありません(アクリルたわしを使用のこと)。


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