DTM・デジタルレコーディング/DTM・デジタルレコーディング新商品情報

iPhoneで使えるオーディオインターフェイス(2ページ目)

Camera Connection KitやLightning-USBアダプタを使うことでiPadで利用可能になるオーディオインターフェイスはいろいろありますが、iPhoneでも利用できるのはごく少数。ここではそれを可能にする3つの機材をピックアップしてみます。

藤本 健

藤本 健

DTM・デジタルレコーディング ガイド

DTM(デスクトップ・ミュージック)という言葉が生まれてから20年以上が経ちました。それ以前からずっとこの分野を追ってきましたが、技術の進歩に伴いPCでできる音楽制作の幅はどんどん広がってきています。その長い経験と技術知識を元に、DTM・デジタルレコーディングのノウハウや情報を分かりやすくお伝えしていきます。

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ProToolsもバンドルされるFast Track Duo/Solo

Fast Track Duo/Solo

Fast Track Duo(下)とSolo(上)

ProToolsの開発元であるAvid Technologyが今年4月に発売したのが、M-Audio時代からのUSBオーディオインターフェイスのシリーズ製品、Fast Trackの新バージョン、Fast Track DuoとFast Track Soloです。

基本的には、iTrack Soloと近いコンセプトの商品であり、PCでもiPhoneやiPadでも使えるようになっており、付属ケーブルを使うことで30PINのDOCKに接続できます。やはり、Lightning-30PINアダプタを使うことでiPhone5でも使うことができます。

DuoとSoloの違いは、フロントの入力です。Duoはマイクプリアンプを2つ装備しており、最大2つのマイクまたは2つの楽器を同時に入力してレコーディングすることが可能。それに対し、Soloのほうは、マイク1つと楽器1つという構成になっているのです。

電源供給は、ここにあるUSB端子にACアダプタを使って行うようになっています。やはりiPhoneやiPadからの電源だけでは、なかなかこれだけのシステムを動かすことができないんですよね。

逆にいえば、外部からの電源供給で動くから、iPhoneやiPadの電池の減りに神経を尖らせなくてもいいのが嬉しいところですね。

なお、このFast Track DuoおよびSoloにはPro Tools 10ベースの簡易版、Pro Tools Expressがバンドルされているので、これを使ってPCでDTMを楽しむのにもいいですね。

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