カーナビ・カーオーディオ/カーナビのおすすめモデル

おすすめカースピーカー徹底比較で「良い音を楽しむ」

音が良いカーナビが人気だが、より良い音を楽しむならスピーカーも交換したい。車載スピーカー(カースピーカー)のおすすめモデルをピックアップして比較、ご紹介します。

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

音が良いカーナビが人気。より良い音を望むなら?

ダイヤトーン・サウンドナビは音の良さで話題を呼び、全体的には市販カーナビの売り上げが伸び悩むなかで、ヒットモデルとなった。AVナビはカーナビであると共にAV機器であるということはいわずもがなだが、「良い音」を求めるカーナビ・ユーザーは確実に増えているといえよう。

さて、クルマの中で良い音で音楽を聴くなら、音が良いカーナビ(ヘッドユニット)を選ぶことはもちろんだが、スピーカーも純正品から市販品に交換することで、より良い音が楽しめるようになる。

幸い、近ごろはリーズナブルなスピーカーでも、良い音のモデルがけっこう出てきていて、オーディオシステムのグレードアップがわりと手軽にできるようになった。もし、カーナビを導入する計画があるのであれば、予算を少し増額してスピーカーも同時に交換すれば、より楽しく快適にドライブできること請け合いだ。ドライブ中に聴いている音楽が良い音で楽しめれば、気分がより高揚するのだ。そんな、良い音が楽しめるスピーカーを、おすすめモデルからピックアップして紹介する。

セパレート2ウェイシステムで1万円台!

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3センチ・トゥイーターと17センチ・ウーファーを組み合わせたセパレート2ウェイシステム

まず、もっとも手軽なところでアルパインのSTE-G170S(15,750円)というモデルがある。この価格帯のスピーカーというと、ウーファーの中心にトゥイーターがくっついたコアキシャルというタイプが一般的だが、このSTE-G170Sは3センチ・バランスドーム型のトゥイーターと17センチ・ウーファーが分離したセパレート2ウェイ方式。

コアキシャルタイプだと、必然的にトゥイーターはドアの下のほうに装着されるが、セパレートタイプだと、トゥイーターをダッシュボードの上やドアミラー裏、Aピラーなどの高い位置に装着できる。このおかげで、音場が高い位置に展開しやすい。それだけでも、大きなメリットといえる。

さっそくデモカーで音を聴いてみた。クルマはプリウスα。プリウスαの純正フロントスピーカーは6×9インチの楕円タイプなので、KTX-Y691HB(8,400円)という楕円スピーカーを外した場所に17センチスピーカーを装着できるインナーバッフルボードを使ってウーファーをドアに装着。トゥイーターは、プリウスα専用トゥイーター取付けキット・KTX-Y40PRA(2,940円)を使って、ダッシュボード上の純正パネル内に装着している。

エネルギッシュでノリのいい音が楽しい

さて、その音には驚いた。「これが1万円台?」である。このクラスのスピーカーというと、妙に高音がハデだったり、低音が膨らんでしまっていなかったり、いわゆるドンシャリの音が多いのだが、このスピーカーは低域から高域まで実にバランスよく再生する。

最近、アルパインはベスト・ヴォーカル・スピーカーをコンセプトに掲げているだけあって、ヴォーカルがハキハキと際立ち、鮮度感も高い。そしてなんといっても、低域のエネルギー感。これはアルパインの全スピーカーに共通する特徴だが、引き締まって弾力性のある低音が、ノリのいい音楽再生をもたらしている。

これはスピーカーだけではなく、組み合わせたカーナビ「ビッグX」の内蔵アンプのおかげもあってのことだが、カーナビ+1万円台(実際は取付けキットや取付工賃があるので最低でも3万円程度にはなりそうだが)の出費で、これだけ音楽が気持ちよく楽しめるのなら文句無しだ。
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プリウスαのダッシュ上にトゥイーターを設置

もちろん、音の解像度なんかはもっと高価なスピーカーとは比べるべくもないし、鳴らし始めはトゥイーターから鳴る高域がちょっと硬質でウーファーの音と馴染まない感もあるのだが、トゥイーターは少し鳴らし込むとすぐに落ち着いてきて、ウーファーの音と馴染むようになる。ビッグXの購入を考えている人なら、ぜひこのスピーカーも加えた予算組みを考えてほしい。

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