ふたりで学ぶマネー術/ふたりで学ぶマネー術

料理も夫婦の愛も冷やさない! 調理時間と費用の関係(2ページ目)

「おうちごはん」「内食(うちしょく)」「弁当男子」など……、自宅で夕食を食べる人が増えています。 みんなはどれくらい料理に時間をかけているのでしょうか? 今回は、料理にかける時間と費用についてご紹介します!

平野 泰嗣

平野 泰嗣

ふたりで学ぶマネー術 ガイド

FPの妻と共に「夫婦FP」として顧客の自己実現をサポート。「自分らしく生きることを支援する」をモットーに相談者のライフ・ファイナンス・キャリアの3つの視点で総合的に支援。中小企業診断士として経営者・従業員のライフプラン支援も行っている。

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妻が夕食を作らない場合は、どうしている?

仕事やその他の事情で、妻が夕食を作らない日も当然あると思います。そんな時はどうするのでしょうか? 同調査で、妻が夕食を料理しない場合の対応について労働形態別や家族構成別に調べたところ、ちょっと意外な結果が出ていました。

グラフ1

※インターネット調査会社マクロミル調べ「料理と夫婦関係に関する調査」(2010年4月)をもとにガイド平野がグラフ作成【クリックで拡大表示します】

グラフで赤い囲みをした項目をご覧ください。妻が夕食を作らない場合、「外食をしている」人は、全体で74.4%に対し、共働きは68.8%でした。また、「弁当、惣菜を購入している」人は、全体で62.4%に対し、共働きは54.7%、「夫が料理をしている」人は、全体で35.2%に対し、共働きは31.3%です。

ガイド平野は、共働きの妻が料理をしない日は、外食や中食(弁当、お惣菜を購入)を利用したり、夫が料理をする割合が高いと思っていたのですが、むしろ全体よりも低かった、という結果に大変驚きました。

次に、グラフで緑色の囲みをした項目をご覧ください(その他を除く)。「親が料理をしている」(全体:23.2%、共働き:32.8%)や「子どもが料理をしている」(全体:6.4%、共働き:7.8%)という項目で、共働きの方が全体よりも割合が高かったのです。これにも正直驚きました。親世帯と同居や近居をしている方であれば、夕食のお世話になることも可能かもしれませんし、子どももある程度成長すれば、共働きの両親を助けてくれるのかもしれませんね。

けれども、共働き夫婦でも親が近くに住んでいない、高齢などでお願いできる状況ではない、という方も多いと思います。また、子どもがいないご夫婦やまだ子どもが幼い家庭では、子どもに頼ることはできません。せめて、料理をする日の調理時間は軽減したいものですね。

>>調理の時短&節約の鍵を握るのは?

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