ジョギング・マラソン/ジョギング・マラソン最新コラム

実例に見る、マラソン大会を自分で開催する方法1(3ページ目)

マラソン大会もマンモス大会にはマンモス大会ならではの良さ、感動がありますが、大規模になるほど個と個との親密さとか、手作り感が希薄になりがちです。一方で、手作りのぬくもり感いっぱいのミニ大会には、主催者や参加者一人ひとりの顔が見え、大会を作る楽しみ、参加者との交流の喜び、個性があります。

谷中 博史

谷中 博史

ジョギング・マラソン ガイド

市民ランナーの立場で、マラソンの幅広い楽しみ方を、スポーツ東洋医学の効用とともに提唱。超スロージョギングからサブスリー実現まで、固定観念にとらわれず、効率よく安全に、楽しいノウハウを追求しています。

苦労した参加者集め

コースの後半は江戸時代に作られた伊佐沼周回が中心の田園地帯

コースの後半は江戸時代に作られた伊佐沼周回が中心の田園地帯

あとはこれらの計画を実行することです。
一番の問題は参加者集めです。記念品のバンダナの数量を決めるために早く締め切りたかったのですが、なかなか効果的な方法が見つかりません。エントリーサイトを利用するとたくさん集まりそうですが、集まり過ぎも困ります。データがないので、何をしたらどのくらい集まるのか見当がつきません。
まず、オーソドックスにランナーが足を運びそうな場所にポスターやパンフレットを置いていただこうということで、市内のスポーツショップやジムにポスターの掲示やパンフレットを置いていただくことをお願いしました。
もちろん、情報を詳しく紹介する「小江戸川越ファンランの集い」の公式サイトも立ち上げました。ついでに、スタッフの連絡用にメーリングリストも設定しました。
このほか、メンバーが主宰している複数のWEBサイトでの広報、友人へのメール、ジョグノートへの掲載依頼など。メディア関係へのPRでは、パンフレットを市役所の記者クラブに投げ込みました。ジョギング途中で出会ったランナーに薦めたりしたこともあります。
参加申し込みは日を追うごとに増えてきましたが、目標数にはほど遠く、結局最後は当日参加もOKというところまでいきました。

記念品のバンダナはサイトで検索したシフォーネというバンダナ制作会社に200枚を発注しました。必要枚数を大幅に上回るのですが、完売すれば収支がプラスになる数が200枚だったのです。いつの日にか売り切れるだろうと思っていましたが、好評で大会終了後3週間も経ずに完売したのはうれしい誤算でした。

次回は、ポスターから記念品、賞品などなどを、どのように手作りしたのか、スタッフの苦労と工夫の実態を反省も込めてご紹介しましょう。皆様がなさるときの参考になるのではないかと思います。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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