脳虚血
血管が狭くなり、十分な血液が脳に供給されない状態を指します。脳組織が酸素・栄養不足に陥ることで、変性壊死。機能が消失して、脳梗塞が引き起こされます。とくに脳卒中の発作を起こした後は、認知症になりがち。3ヶ月~1年前後は要注意期間といえます。また、脳卒中発作に至らないまでも、小さな梗塞「ラクナ」が多発することで、じょじょに認知症が進行することがあります。
アルツハイマー病と違う点は「手足にしびれやマヒがある」「動きが鈍くなる」「初期は物忘れを自覚している」「人格が以前と変わらない」など。
慢性硬膜下血腫
頭部に外傷を受けた後に起こる病気。頭蓋骨の内側にある硬膜にじわじわと出血が起こり、血腫ができた状態です。脳を圧迫するほど出血量が増えると、認知症など症状が出現。頭を打つなどしてから、数週~数カ月後に発症するので、注意が必要です。
アルツハイマー病と違う点は「頭痛がある」「手足にしびれやマヒがある」「歩行障害がある」など。
脳腫瘍
脳に異常な細胞が増殖する病気。脳組織自体から発生する「原発性脳腫瘍」と、他の臓器のがんが脳へ転移してきた「転移性脳腫瘍」の2タイプがあります。脳の前方にある前頭葉の左側にできると、認知症が起こりやすくなります。性格の変化や、無気力化などが見られたら要注意!
アルツハイマー病と違う点は「尿失禁」「右半身の麻痺(右利きの人の場合)」「言語障害」など。
早期発見、早期治療を
いかがでしたか。該当する項目があれば、ぜひお医者様を訪ねてみましょう。認知症の専門医はこちらでチェック!早めに行動に移すことをおすすめします。
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