DTM・デジタルレコーディング/DTM・デジタルレコーディング関連情報

SingerSongWriterが付録に付く雑誌が登場(3ページ目)

あのディアゴスティーニから「MY MUSIC STUDIO」というDTM雑誌が創刊されました。創刊号は490円という低価格ながらSinger Song WriterとRolandのVSTi、VSCがバンドルされる豪華なものとなっています。

藤本 健

藤本 健

DTM・デジタルレコーディング ガイド

DTM(デスクトップ・ミュージック)という言葉が生まれてから20年以上が経ちました。それ以前からずっとこの分野を追ってきましたが、技術の進歩に伴いPCでできる音楽制作の幅はどんどん広がってきています。その長い経験と技術知識を元に、DTM・デジタルレコーディングのノウハウや情報を分かりやすくお伝えしていきます。

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毎号新しい素材集も追加されていく


MY MUSIC STUDIO
毎号、新しい素材集が追加されていき、号を重ねるごとに、音楽制作の幅が広がっていく
さらにSinger Song Writerにおいて非常に重要な要素が素材集です。この素材集が数多くバンドルされているからこそ、簡単操作で、ロック調にしたり、ジャズ調にしたり、ポップス調にしたり……というアレンジが簡単にできるわけですが、創刊号にはそうした素材集がごくわずかしかないのです。

しかし、その素材集は前述のテーマ曲関連のものと合わせて、毎回CD-ROMに収録されているため、やはり買い揃えていってはじめて充実したSinger Song Writerへと育っていくわけなのです。

もっとも、全巻揃えれば製品版と同じになるというわけでもなさそうです。ソフト本体側は確かにそうなる可能性もありますが、素材集のほうはオリジナルが中心になっているようなので、結果として集大成版も製品版とは違うものになります。

なお、本を買い揃えていくことによって、「音楽・DTM用語辞典」も五十音順に拡充されてくとともに、シンセサイザ音色の解説なども毎回、追加されていく形となっています。


RolandのVSCも同時バンドルされ、使用制限はない模様


MY MUSIC STUDIO
創刊号には、Singer Song WriterとともにRolandのソフトシンセ、VSCのVSTi版もバンドルされているのがポイント
ところで、創刊号には、もうひとつ大きなオマケが用意されています。それは、Singer Song Writerと同時にRolandのソフトシンセ、VSCがインストールされるということです。

VSCというのはバーチャル・サウンド・キャンバスの略で、Rolandが以前リリースしていて大ヒットとなったSC-55、SC-88などのSC(サウンド・キャンバス)シリーズの音源のソフトシンセ版で、膨大な数の音色を奏でることが可能です。

当然、Singer Song Writer側から呼び出して使えるのがウリとなっているわけですが、このVSCはVSTインストゥルメント用のプラグインであるため、ほかのDAWからも利用できるようです。ためしに、SONAR7を使ってみたところ、無事VSCを認識し、鳴らすことができました。


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以上、創刊されたばかりの「MY MUSIC STUDIO」について簡単に紹介してみましたが、いかがでしょうか?本当に初めてのユーザーが、低コストで通信教育のようにして勉強できるという点では、なかなか面白い教材といえそうです。

ちなみに、第10号において、このAll Aboutの「DTM・デジタルレコーディング」が紹介される予定です。定期購読された方は、ぜひ、どこに載っているか探してみてくださいね。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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