収納

限度のあるクローゼットを活用する収納術(4ページ目)

柔らかい衣類は無理して押し込んで詰め込んでしまいがち。出したらシワで着られない。引っぱり出した服が部屋のアチコチに。そんなドタバタイライラに今こそ終止符を!

すはら ひろこ

すはら ひろこ

収納 ガイド

一級建築士

還暦過ぎても現役!建築・インテリア・整理収納の資格と経験による片付け術に定評がある。商品開発や収納用品のデザイン監修をはじめ、雑誌やテレビ、ラジオなどメディア出演多数。著書・監修書20冊以上、人気講師としてオンラインセミナーを開催。プロとして共働き主婦の目線から追求したメソッドが好評。

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ウオークインの注意点

デッドスペースにしまったモノは、結果として死蔵品になる。

デッドスペースにしまったモノは、結果として死蔵品になる

ウオークインタイプの収納は人気があるのですが、その広さや形によって使い勝手の善し悪しに差があります。

特に期待はずれになりやすい点は、引き出しケースが使いにくい場合です。ケース本体は置くことができても、充分な余裕がないと引き出しが途中までしか開かないことがあります。これは図面だけで予想するのは難しいので、モデルルームやショールームなどで確認するといいでしょう。

またL型になったハンガーパイプは、コーナー部分で服同士がぶつかるため、実際に吊せる服の数は思ったよりも少なくなります。パイプ上にある棚も同じく、コーナーがデッドスペースです。こうした使いにくいスペースができるのは、仕方のないことと割り切るしかありません。ウオークインタイプのクローゼットを作るときや選ぶときは、そこに置きたい収納ケースの寸法と形、動作に必要な寸法のことも考え合わせて検討することが大事です。

あわせて、壁面に設けるクローゼットとウオークインとどちらの方法が最適なのか、比べてから判断しましょう。

面倒な衣替えが手早くできる秘訣もあります。
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