寺・神社/その他の関東の寺・神社

鹿島神宮と香取神宮(3ページ目)

茨城県の鹿島神宮と千葉県の香取神宮は、古事記や日本書紀に登場する重要な神様を祀った由緒ある神社です。二つの神社に祀られる神様はご縁が深く、比較的近い場所にあるので、できたら双方お参りして、ご利益を倍増しましょう。

吉田 さらさ

執筆者:吉田 さらさ

寺・神社ガイド


香取神宮は静けさが魅力

フツヌシノオオカミが祀られる創建は、紀元前643年と伝えられています。古くから国家鎮護の神として皇室からの御崇敬が篤く、『神宮』という称号で呼ばれたのは、明治以前には伊勢神宮、香取神宮、鹿島神宮の3つだけであったということです。

初詣やお祭りの日は賑わいますが、普段の香取神宮は、訪れる人は少なめで、とても静かです。敷地の規模も鹿島神宮よりは小さいですが、美しい緑が茂り、どちらかと言うと香取神宮のほうが好き、という人もいます。

主な見所
・楼門。1700年に造営された。朱の色が目に鮮やかです。
香取神宮の楼門

香取神宮の楼門

・本殿。やはり1700年の造営。門とは対照的に黒漆塗りで、屋根は檜皮葺き。たいへん風格ある建物です。
香取神宮の本殿

香取神宮の本殿


・要石。香取神宮にあるものと同じく、地震を起こす大なまずを押さえています。
香取神宮の要石

香取神宮の要石


香取神宮のホームページ

鹿島、香取へのアクセス

鹿島アントラーズ

鹿島はアントラーズの街でもある。アントラーとは、鹿の角という意味

電車で行く場合、鹿島神宮はJR鹿島線の鹿島神宮駅から徒歩7分
香取神宮はJR成田線の佐原駅からタクシーで10分
両方行く場合は、電車とタクシーを使って1時間ほどかかります。

しかし、電車は乗り換えも多く、けっこう面倒です。
東京方面から行く場合は、東京駅前から直通のバスが出ているので、それを利用するのが賢いです。

鹿島神宮行きのバスは、東京駅と鹿島神宮駅を90分ほどで結び、20分に一本ほどと、かなり本数が多くて便利です。
東京駅から香取神宮行きはまた別のバスで、これは、あまり本数が多くありません。

したがって、もっとも効率のよい行き方は、
まず東京駅から香取神宮までバスで行き、香取神宮からタクシーに乗ってJRの駅へ。そこから電車で鹿島神宮駅まで行き、帰りは本数の多いバスで東京駅まで戻ってくる、という方法です。

朝早く出るなら、まず鹿島神宮にバスで行き、電車+タクシーで香取神宮へ。香取神宮のお参りを終えたら佐原の町まで行って、蔵の並ぶ古い町並みを見物して電車で帰るという方法もあります。

いずれにしても、東京方面から日帰りできるコースとしてはなかなか充実しているので、秋のご利益散歩にお勧めです。
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