中国茶/おすすめの緑茶、黄茶、白茶

3社のバトル中国緑茶で! 中国緑茶の魅力を!

「聞茶」「熟茶」バトルから早1年。清涼飲料各社がここに来ていっせいに中国緑茶を発売します。どんなお茶か、先駆けてご紹介!

執筆者:平田 公一

去年の3月にClose Upで「缶入り中国茶をみなおそう!」という記事を書きました。 あれから約一年。再び中国茶戦争勃発?!3月に向けて清涼飲料各社が中国緑茶を相次いで発売します。その情報をちょっと先取り。しかし、なぜいま中国緑茶?

3月に向けて、サントリー、asahi、ネスティー各社から、「中国緑茶」の清涼飲料水が相次いで発売になります。昨年は、キリン「聞茶」とサントリーの「熟茶」の一騎打ちがありました。「聞茶」のパッケージデザインのセンスのよさと、井上陽水氏のCMで、この戦争は「聞茶」に軍配が上がった感がありますが(「熟茶」は、「熟茶って、プーアールだったの?」ですっかり腰砕けでした・・・。)、こんどのこの中国緑茶の戦いは、一体何処に軍配があがるのでしょうか?

2月19日に発売開始されるのは、ネスティーの「中国緑茶」。中国で飲まれる茶の78%が緑茶である事に着目して、その釜炒りの茶の特徴を生かすために、安徽省(あんきしょう)の銘茶、黄山毛峰(こうざんもうほう)を採用。それを全面に押し出したように、パッケージには、「黄山毛峰仕上げ」の文字。12日から開始したCMには、鈴木京香さんを採用するなど、かなり利器が入っています。で、実際にその味ですが、個人的な感想としては、確かに中国緑茶をイメージする、今までの緑茶飲料にはない特徴をうまく引き出しているなという感じです。ただし、この味が黄色山毛峰かといわれるとなんとも表現しにくいのですが。このトップバッターが、市場でどのような評価を受けるのか、ちょっと楽しみですね。

続いて同じ2月19日に発売されるのが、サントリーの「中国緑茶」。こちらは、今までにないボトルデザインがとても斬新で注目!お茶のボトルのイメージを一新するような「青」の使い方が、さすがサントリーと思わせます。味のほうも、釜炒り緑茶が日本人にすんなり受け入れられるかという疑問をきちんと分析してあるに違いないと思われる仕上がりになっています。使われている茶葉は中国を代表する浙江省(せっこうしょう)の龍井茶(ろんじんちゃ)。そこに、味の深みをかもし出す包種茶がブレンドしてあり、とても飲みやすくなっています。確かに龍井茶という雰囲気はとてもよく出ていました。こちらは、水野美紀さんをCMに起用。「ココロとカラダの自然なリズムを取り戻す」をコンセプトにしたCMは、発売同時にCMもオンエアされる予定です。

これら2社に一足遅れて、3月27日に発売になるのが、アサヒ飲料の「中国緑茶 凛」です。そのネーミングは、中国緑茶のすっきり感と背筋を伸ばして前を向く女性のようなイメージがありますね。この茶の原料も、中国雲南省産の緑茶をメインに、龍井茶(ろんじんちゃ)をブレンドして仕上げています。飲んだ印象は、これが一番中国緑茶!といいたい味に仕上がっています。が、それだけに、日本茶を飲みなれた日本の消費者にどこまで受け入れられるかが、若干気がかりという感じです。味の面では、一番素直な印象を受けました。パッケージは、中国の豊かな自然をイメージした、淡いグリーン系のデザインでまとめられています。なんとなく聞茶に描かれた「中国」らしさに似た感じがしますが、これも好印象を与えるデザインです。

さて、あなたならどれが一番気に入るでしょう。発売楽しみですね!


関連お勧めサイト
 ネスティー
 http://www.nestle.co.jp/
 サントリー
 http://www.suntory.co.jp/
 アサヒ飲料
 http://www.asahiinryo.co.jp/

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